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おもてなし

女将からのメッセージ

 

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。

ご覧頂いた様に、私ども「本陣粋月」は、いわゆる豪華な設備に囲まれて、大量に作られた既製品の料理等を提供する旅館とは、異なる考え方に基づいて運営しております。

基本スタンスは、



そのため、今 主流の旅館のような「最新の設備も、贅沢な設備もありません」し、
「仰々しい接客も、スマートな接客もできません」。
だからと言って「低料金で目を引く」ような宿泊プランも致しておりません。 それは、いずれも“旅のお宿”として必要な条件と考えていないからです。

穏やかな日差しに恵まれる日もあれば、強風に曝される日や大雪に見舞われる日もあり、また、美しい夕日に感動できる日もあれば、大きな波の音や寒風に、時には雷鳴に遭遇する日もあります。
それもこれも「丹後」です。私どもは、是非ともこの「丹後」を遠くから来られるお客様に体感して頂きたいと思っています。

日本列島を人の身体に例えると、丹後は「おへそ」(北海道を頭に見立てたら、日本海側に人が前屈みになっている様に見えませんか?)。 海があり、山があり、川があり、湖もある。北と南の生態系が混在する日本の中心なのです(植物の生態系が一番多い地域です)。

ここは、原風景が残っているとして原生林の保存が推進される等、開発が制限されてきた地域です(国立公園の中にお宿もあります)。そんなことも関係するのでしょうか、京都府下でありながら交通アクセスがとっても不便です。

 
 
 
私は、すべてが関係すると考えています。

これ以上自然の摂理を破壊してはいけない。

山を放置したままでは、農薬だらけの農産物では、
化学肥料で飼育された産物では、
添加物で見た目や味や賞味期限が付加された食品ではいけない。

当館でお出しする「お料理の素材」はできるだけ市販されている
既製のモノを避けて、出所の把握できるモノ、
安全なモノを用いています。

その最たる例が、当館の看板料理「山野草料理の食材」です。

市販されているものは一切ありません。

全て、私が山へ分け入り、沢に降り、そして浜辺を歩いて採取した、
本当に自生している山野草です。

それを、手間暇かけて下処理し、さらに調理してお出ししています。

もちろん採取できる場所で、生態系を壊さない程度の量です。

 



解ったうえで、行動を起こしています。
まだまだ人数は少ないものの、顕ちゃん、謹吾さん、尚ちゃん、裕子ちゃん、小石原さん、木津のおばちゃん、木村くん、行待くん・・・、理解者や協力者の和が膨らんでいます。

また、お料理を通して共鳴してくださるお客様も増えています。
その方々との語らいの時間が、私にとって最も楽しい時間で、かつ『エネルギーの源泉』です。

そして中には、
『私も山に入りたい』『山野草のことをもっと知りたい』と言ってくれる人が出てきました。

今、このような嬉しい声を受け入れる体制作りにも取り組んでいます。

 

それらのことを考えていると、
最新・豪華な設備への投資が最優先だとは感じられません。

仰々しいサービスやスマートなサービスでは無く、
『ゆっくりと また の〜んびりと していただける
家庭的な雰囲気、心と心の関わりを大切にしたい』

と考えています。

私をはじめ、この宿に携わる者すべてが、
『お客さんを家族の一員』と思い接しています。

だからというわけではありませんが、この宿での標準語は『丹後弁』です。 畏まった言葉遣いが苦手なこともありますが、素のままのお付き合いを大事にしたいと思っているからです。

しかし一方で、お客様にとって足りない部分も多い宿かもしれません。 その際は 是非遠慮なく言って下さい。

出来得ることは、前向きに対応します。
(設備関係は無理かも。あっ、お部屋に冷蔵庫はありません。それに、先日もリクエストがあった「靴下」や「コスメアメニティ」などもありません。)




こんな変わったお宿ですが、「丹後の自然や季節感を探し」に、
「女将を中心とした田舎の人との心の触れ合い」に、また「山野草料理をはじめとした、大将の料理」を楽しみに、
『本陣粋月』にお越しください。